小学1年生が足を速くなるためにするべきこと

こんにちは、外間です。

先日、小学生のお子さまを持つお母さんに、
小学1年生の息子の足が早くなるような運動って何かないですか?
と質問されました。

子どもの場合、適切なトレーニング方法は年齢によって大きく異なってきます。

高校生くらいにまでなってくると、骨や筋肉が著しく発達して大人に近づいてくるので、そのような時期には、重たい負荷をかけても大丈夫になってきますが、小学生とくに低学年の場合は強い負荷のかかるトレーニングはおすすめできません。

いわゆるゴールデンエイジと呼ばれる10歳~12歳くらいの子どもたちは、バランス能力やリズム能力など体をスムーズに動かす「神経系」が伸びる時期です。ですから、そのような時期にはバランストレーニングを中心に行うと運動神経が良くなります。それはすなわち、足が速くなる可能性も高くなるといえます。ダッシュするときは、バランス能力、リズム感、体の反応などは大切ですからね。

下の図のように、5歳から9歳くらいまでは「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれていることから、そのような低学年の子供たちも「ゴールデンエイジ」と同様のバランス能力向上を目的とした運動から行っていくのが良いと考えています。

(図212歳までの最強トレーニングより引用

小学1年生の子どもたちの体は急速に発達している途中です。複雑な動きを教える前に、簡単にできる単純な動作から教えていった方が良いかと思います。まずは自分の体を思い通りに動かせるような運動を覚えてもらってはいかがでしょうか。

運動神経を高める「コーディネーショントレーニング」【少年野球の時期にやると良い】

まずはウォーミングアップから

小学1年生は、十分な体力も筋力もありません。いきなり本格的にダッシュの練習などから始めると、ケガの原因になってしまいます。
少しずつ段階を追って運動のレベルを上げていきましょう。

まずはウォーミングアップの段階から、走るための動きを取り入れていきましょう。下の動画では、子どもでも、おやじでも、おばさまでも、 「誰でもできるスポーツで走る前のウォーミングアップ」2つを紹介しています。

  • 体幹の動きを安定させる。
  • 股関節の動きを良くする。
  • バランス能力アップ。

などに役立ちます。
ウォーミングアップだからといっておろそかにせず、動かす場所をしっかりと意識して行うことが大切です。

 

昔から言われているように、こどもが自然のなかで走り回ったり、木登りしたり、追いかけっこをするのも非常に効果的だと思いますが、最近はそのようなことが出来る場所や機会も減ってきているということも耳にします。

それらの代わりになるようなトレーニング方法や運動方法を、今後もこの場を使って伝えていけたらと思っています。

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「バネトレ」 ~野球センスを向上させる方法~【CBIS01ADF】